なっ! なんなのだ!! あの大仏は・・・?」

 

京浜急行「YRP野比」「京急長沢」の間の車窓から、山の上に大きな大仏と五重ノ塔が見えます。何の前知識もなく、横須賀を訪れたあなたはきっと驚くことでしょう。

そう!あなたが持参している横須賀の観光ガイドブックには、たぶん記載されていないと思いますので、初めて訪れるあなたは
「何かのイベントのイミテーションかな?」
と思われるかもしれませんね。
京急「YRP野比」<->「京急長沢」の間
大佛と五重塔が山の上に鎮座している

鎌倉大仏より大きい三浦大仏

大仏の正体は「三浦大佛」「久里浜霊園」と言う霊園内にある本物の大仏なのです。その大きさは鎌倉の大仏より大きいそうです。

鎌倉の大仏は台座を含んで全長13.35m,ここ久里浜霊園の大仏は全長13.5mだそうで、確かに鎌倉の大仏より大きいようですね。近寄ってみれば、その巨大さに圧倒されそうになります。
作られた年月の違いでしょうか、それとも素材の違いでしょうか、管理人には良く理解できませんが、鎌倉の大仏は少し表面が剥がれており、あまり美しさは感じませんが、こちらの大仏は白くて汚れなどなく美しいです。なによりも眼差しが優しい大仏なのですよ。
大仏の素材は「御影石」だそうですが、それにしても、こんな巨大な石を、どうやって山の上まで運んだのでしょうかね。管理人はすぐにそんな世俗的なことばかり気になってしまいます。

圧倒的な存在感

鎌倉大仏
久里浜霊園の大仏

台座は納骨堂

大仏の下の台座は、納骨堂となっています。って言うことは、この大仏は「墓石」なのでしょうかね?。 一体どのような方が埋葬されているのか凡人の管理人は気になってしまいます。

納骨堂は一般の人も利用出来る

気になる納骨堂ですが「久里浜霊園」の公式HPを見ると、一般の方でも利用出来るようです。30年間の使用料は50万円だそうです。自分が永眠するお墓の上が大仏様だなんて、なんか気分良いですね。

海を見下ろす風光明媚な墓地「久里浜霊園」

この大仏は「聖徳久里浜霊園」と言う「浄土真宗東本願寺派 聖徳寺」を母体とする私営の霊園の建造物なのです。

霊園・・・そう! 墓地です。 つまり「お墓」。
この大仏は「三浦大佛」と名付けられています。
それにしても、これだけの大きな大仏を建造するのは、一体いくらかかったのでしょうかね・・・。凡人の管理人には気になるところです。
私営の墓地ではありますが、特に「関係者以外入苑禁止」とはしていないので、どなたでも見物できます。車での入園も可です。
ただしここは亡くなった方が、静かに眠る霊園であり、厳そかな場所であることを、わきまえて見物しましょう。

東京湾を一望できる墓苑

エントランス

入り口の門は広々としており、門幣には装飾が施されて「えっ、これが墓地の門なの」と疑ってしまいます。

「本当に無断で入っても良いのかしら」
と少し気が引けてしまいそうです。

でも大丈夫、私営墓苑ですが「関係者以外入苑禁止」ではありませんので。

広々として清掃がいき届いた入り口
門柱に施された装飾

およそ寺院には似つかわしくない作りの管理棟

霊園の管理棟は寺院となっています。
一見「これがお寺なの?」とおもわれるようなモダンなデザインの寺院です。

三浦半島を見守る「大仏様]

近くで見ると「三浦大仏」の眼差しは、限りなく優しく(慈愛に満ちたと言うのかな)その目線の先は東京湾となっています。 まるで東京湾を行き交う船舶を見守っているかのようです。

やさしい眼差しの先にあるのは
東京湾

五重塔

「三浦大仏」の後方には「五重塔」が建っています。「五重塔」の説明がないため、建造の意図はわかりかねますが、周りの景観と良くマッチしています。 近くでみると、それほど立派な建造物ではありませんが、遠くからみると目立ちます。

水子地蔵

悲しくも命を宿したにもかかわらず、この世に生まれ出ることが出来なかった水子達。さぞ残念だったでしょうね・・・合掌!。

様々な石像郡

とにかく、この墓苑で驚かされるのは、「石像や銅像の多さ」です。古来から尊ばれている像や、アート的なもの、コケティッシュなものまでバラエティに富んでいて、ただ見物しているだけでも楽しめますよ。

地蔵菩薩
「釈迦滅後、56億7千万年後に現れるとされる佛まで、苦悩の衆生を救済する・・・云々」良くわかりませんでした

親鸞聖人

釈迦像 大仏ではありませんが立派ですね。

五重ノ塔前広場

大きな手とダルマ?の石造が目に飛び込んできます。

いったい、これは何?
大仏様の手でした。
少し遊んで見た。このバチあたりめが!!
絶対ダルマですよね?

寝仏を見守る弟子達・・・

たくさんの弟子達が、まるでブッタの就寝を見守っているようですが・・・。

 

四童女供養佛

昭和63年~平成元年6月の6カ月に、埼玉県で4人の幼女連続殺害と言うおぞましい事件があり、管理人も心を痛めたものです。
この供養佛は被害童女4人の供養と、このような悲劇が2度と起こらないことを祈念して建立したものだそうです・・・合掌。

羅漢像

なぜか10体の羅漢像が並んでいました。
一体毎の羅漢像が誰であるかは分かりませんが、きっと著名な修行僧なのでしょうね・・・南無。

久里浜霊園の行き方

地図

久里浜霊園には京浜急行「京急長沢」もしくは「YRP野比」からの徒歩ルートとなります。どちらも徒歩約15分です。 「YRP野比」からはバスも出ています。「通信研究所行き」又は「横須賀市民病院行き」に乗車して「みのり橋」バス停で下車します。下車して少し戻ると「しらとり学園入り口」の交差点を右にいくとすぐです。

PS

「久里浜霊園」は、霊園としての厳かばかりでなく、景観も素晴らしく、バチあたりと思われるかもしれませんが、珍しい石像群や大仏を見学するだけでも楽しい霊園です。 あまり知られてはいませんが、横須賀に来たなら、ぜひ立ち寄ってみて下さい。 桜の季節には霊園内の桜見物も素敵ですよ。
なお霊園内の建造物の「いわれ」や「つたえ」などの説明書きは、ほとんどありません。 あなた自身が、歴史本や三浦の風土本などで「紐といてみる」のも楽しいかもしれませんね。